授業の概要 |
考古学で扱う遺跡・遺構・遺物-とくに古代を中心として-を具体的に取り上げて、その資料のもつ特質を明らかにし、資料のもつ可能性について解説する。さらに、考古学の方法論や隣接分野とのかかわりについても触れる。 |
到達目標 |
発掘調査でみつかる遺構・遺物のもつ資料としての特性と限界を理解する。それらを正しく理解することにより、考古学の方法論による歴史像の組み立て方を学ぶ。歴史観のある考古学研究を習得する。また、考古学に軸足をおいた隣接分野とのかかわり(可能性と限界)について学ぶ。 |
成績評価方法 |
授業への参加(50%)、レポート提出(50%) |
実施場所 |
国立歴史民俗博物館 |
使用言語 |
日本語 |
教科書・参考図書 |
授業の時に指示する。 |
授業計画 |
第1回 考古学資料論 総論、 第2回~第6回 遺構をどのように解釈するか、 第7回~第11回 遺物をどのように解釈するか、第12回・第13回 考古資料と隣接分野 第14回・第15回 考古学の可能性と限界 第2回~第11回に扱う遺構・遺物は王宮・王都遺跡から検出、もしくは出土したものを中心に扱う |
他コース学生が履修する際の注意事項 |
すでにこれまで(学部・修士課程)に考古学概論や考古学実習等の授業を履修し、基礎的な知識は習得しているものとして授業を進めるので、あらためて概論、実習等の基礎的な知識の解説はおこなわない。 |
講義に関する問い合わせ先 |
日本歴史研究コース事務:soken[a]ml.rekihaku.ac.jp([a]を@に変えてください) |