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講義名 物質文化資料論
講義開講時期 前期 1st Half
基準単位数 2
代表曜日 代表時限
コース等 33 日本歴史研究コース
授業を担当する教員
成績評価区分 Grading Scale A,B,C,Dの4段階評価 Four-grade evaluation
レベル Level Level 3
力量 Competence 学際性 Broad perspective

担当教員
氏名
◎ 山田 慎也

授業の概要 表象をめぐる物質文化研究・講義

葬送儀礼における遺体、および遺影や位牌、墓などの機能や目的、それに対する人々の行為をとおして、人々の死の観念を検討する。
到達目標 人々の生活の中で、信念、信仰に関する民俗はさまざまな具体的物質を用いて観念等を表象することが多い。死者儀礼の表象のあり方を検討し、民俗世界における死の観念の認識と物質文化との多様なあり方について理解することを目的とする。
成績評価方法 平常点(3割)およびレポート(7割)
実施場所 大学院研修室
使用言語 日本語
教科書・参考図書 山田慎也2007『現代日本の死と葬儀-葬祭業の展開と死生観の変容』東京大学出版会
授業計画 1.死者儀礼と表象
2.先祖祭祀と仏教
3.葬列の機能と表象
4.葬列道具の表象
5.引導作法と荘厳
6.告別式の成立
7.祭壇の誕生
8.白木祭壇の成立
9.白木祭壇の発展
10.生花祭壇
11.遺影
12.メモリアルグッズ
13.墓と納骨堂
14.家墓の変容
15.葬儀の変容と死者表象
キーワード 死・文化・社会・葬儀・宗教・祭壇・葬列・墓・近代化
他コース学生が履修する際の注意事項 日本の葬送儀礼についての基本的知識を持って受講することがのぞましい。
講義に関する問い合わせ先 国立歴史民俗博物館 研究部 山田慎也
問合せ先:soken@ml.rekihaku.ac.jp(日本歴史研究コース事務)