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講義名 都市伝承論
講義開講時期 後期 2nd Half
基準単位数 2
代表曜日 代表時限
コース等 33 日本歴史研究コース
授業を担当する教員
成績評価区分 Grading Scale A,B,C,Dの4段階評価 Four-grade evaluation
レベル Level Level 4
力量 Competence 専門力 Academic expertise

担当教員
氏名
◎ 川村 清志

授業の概要 戦後、日本を覆い尽くした都市型社会において一定の影響力をもち、かつ共有度の高い言説として、「日本人」や「日本文化」論の系譜を取りあげる。それらに関与した民俗学や文化人類学の知見を遡行しつつ、1980年代以後の日本の社会変化と「日本文化」論がどのように影響しあい、現在、どのような展開を示しているかについて検証する。
到達目標 「日本人論」の系譜の理解
「メタ日本人人論」の展開
21世紀の「日本人論」の復活と社会情勢
成績評価方法 講義を踏まえたうえでのプレゼンとディスカッションが40%、最終レポートを60%の割合で評価する。
実施場所 研究室
使用言語 日本語
教科書・参考図書 講義において、適宜、指示する。
授業計画 1.日本人/文化という表象
2.明治維新と国民国家——国民性論の隆起
3.「武士道」と和魂洋才、脱亜入欧
4. 『文明の生態史観』—風土から生態・環境へ
5.『菊と刀——日本の文化の型』—−他者のまなざしと人類学理論の応用1
6.『菊と刀——日本の文化の型』—−他者のまなざしと人類学理論の応用2
7.『菊と刀——日本の文化の型』—−他者のまなざしと人類学理論の応用3
8.『甘え』と『タテ社会』1
9.『甘え』と『タテ社会』2
10.メタ日本人論の登場と展開1
11.メタ日本人論の登場と展開2
12.メタ日本人論の登場と展開3
13.ループする日本のサブカルチャー
14.ループする日本のサブカルチャー
15.回帰する保守的な言説とフェイクの氾濫
他コース学生が履修する際の注意事項 文化人類学、日本民俗学についての学士卒業程度な知識を踏まえたうえでの議論となるため、それらを習得していることが望ましい。
講義に関する問い合わせ先 kawakiyo@rekihaku.ac.jp