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シラバス参照
講義名
信仰伝承論
講義開講時期
前期 1st Half
基準単位数
2
代表曜日
代表時限
コース等
33 日本歴史研究コース
授業を担当する教員
松尾 恒一
成績評価区分 Grading Scale
A,B,C,Dの4段階評価 Four-grade evaluation
レベル Level
Level 4
力量 Competence
専門力 Academic expertise
担当教員
氏名
◎ 松尾 恒一
授業の概要
アジアとの交流により形成された日本の文化、日本の国際交流の歴史と民俗文化の形成をテーマに講義を行う。
美術や建築等の有形文化にとどまらず、日本の生活(衣食住等)・生業と関わる民俗文化が、古代以来のアジアとの交流によって形成され、地域における変容を経て、現在に伝えられていること、現代におけるそれらの文化的、社会的な意義を考究する。
日本の生活や生業や信仰・宗教、社会のあり方、文化に決定的ともいえる影響を与えたのは、中国大陸・朝鮮半島を中心とする東アジアである。
しかしながら、東アジアを通じて東南アジアや南アジア、また、列島の特に東北地域は東北アジアとの交流も有し、その影響を受けていた。16世紀以降、ヨーロッパの大航海時代には、インド、中国大陸や、台湾・フィリピン・インドネシアを経由して、南アジア・東南アジアの文物が、ヨーロッパの文物や無形文化とともに、日本に移入され多大な影響を与えた。
アジアを中心に、日本に多大な影響を与えた文化について、日本列島と外国との交流の歴史と、日本における変容、現在への日本の諸地域における伝承について講義する。
履修生が、各自の研究テーマとの関わりにおいて、信仰・宗教、音楽・舞踊・祈願の儀礼等、日本の文化や生活・生業(民俗) が形成され、数世紀、事象によっては1000年を超える伝承の過程で変容し、現在に伝えられたことを理解し、また、その現代における社会的な意義について、具体的な事例に基づいて考える。
到達目標
履修生が、各自の研究テーマとの関わりにおいて、外国からの影響を受けつつ、信仰・宗教、音楽・舞踊・祈願の儀礼等、日本の文化や生活・生業(民俗)が形成され、数世紀、事象によっては1000年を超える伝承の過程で変容し、現在に伝えられたことを理解し、また、その現代における社会的な意義について、具体的な事例に基づいて考究を深めることを目標とする。
成績評価方法
平常点(40%)と発表(60%)により総合的に評価をおこなう。発表は、配布資料とプレゼンテーションにより評価する。
実施場所
国立歴史民俗博物館 原則として金曜日・13:00~17:00、1日に2回分実施する
使用言語
日本語
教科書・参考図書
・教科書:松尾恒一『日本の民俗宗教』(筑摩書房)、『倭寇・海商・華僑』(筑摩書房)
・参考図書:松尾恒一『物部の民俗といざなぎ流』吉川弘文館、松尾恒一『儀礼から芸能へ』角川書店
柳田国男『日本の祭』 (角川ソフィア文庫等)、折口信夫『芸能史六講』(講談社)は、民俗研究の基本図書であり、繰り返し、熟読すること。
授業計画
1.本授業の概要、評価等についてのガイダンス
2.民間信仰・民俗宗教の基礎①:アジアの時間と、日本人の時間概念。一年の周期と、一生の時間。
3.民間信仰・民俗宗教の基礎②:アジアの時間と、日本人の時間概念。一年の周期と、一生の時間。
4.民間信仰・民俗宗教の基礎③:祭祀の時間と空間。
5.民間信仰・民俗宗教の基礎④:祭祀の時間と空間。
6.東アジアからの文化伝播①:稲作と農耕儀礼
7.東アジアからの文化伝播②:稲作と農耕儀礼
8.仏教伝来とその変容①:仏教伝来と奈良・平安仏教
9.仏教伝来とその変容②:仏教伝来と奈良・平安仏教
10.仏教伝来とその変容③:古代・中世、神祇信仰と仏教
11.仏教伝来とその変容④:古代・中世、神仏習合
12.古代・中世、大陸・半島との交流、私貿易、海賊の時代と文化①
13.古代・中世、大陸・半島との交流、私貿易、海賊の時代と文化②
14.履修生の研究発表と討議
15.前期のまとめ。授業時レポート。
関連URLの説明
松尾恒一のリサーチマップにて、松尾の研究を理解して、授業に臨んでください。
備考
研究資料となる、フィールドワークによる記録についても、積極的な助言をいたします。
キーワード
民俗学 歴史学 国際交流史 宗教 信仰 儀礼
他コース学生が履修する際の注意事項
疫病や災害等の非常時の場合以外は、on-lineでの授業を行いませんので、国立歴史民俗博物館での授業を受けることが必須です。
講義に関する問い合わせ先
国立歴史民俗博物館 研究部 松尾恒一
関連URL
https://researchmap.jp/read0196876