授業の概要 |
16世紀以降のヨーロッパとの交流を通じて海を渡った日本美術等の実例をとりあげ、製作の背景や、様式的特徴、移動の経緯、受容の実態、相互影響などについて、多面的に考察する。(講義および演習) |
到達目標 |
貿易や、収集、贈答などの行為によって海外に移動することとなった日本の物品についての歴史的知識を深めるとともに、それらをめぐる文化を複眼的にとらえ、異文化接触に際して「もの」が果たした役割について考えることを目標とする。また、具体的な「もの」からさまざまな情報を読み取る方法について考察し、物質文化研究に必要な実践力を養う。 |
成績評価方法 |
授業への参加状況(50パーセント)および研究発表や討論の内容(50パーセント) |
実施場所 |
大学院演習室および資料調査室 |
使用言語 |
日本語 |
教科書・参考図書 |
講義中に紹介する |
授業計画 |
1. イントロダクション 2. 輸出漆器(1)技法と用語 3. 輸出漆器(2)様式的特徴と変化 4. 輸出漆器(3)受容と影響 5. 輸出漆器(4)コレクション 6. 輸出漆器(5)実例分析 7. もの資料の調査方法(1) 8. もの資料の調査方法(2) 9. 贈答美術品(1) 10. 贈答美術品(2) 11. 在外日本資料の研究状況 12. 在外日本資料の実例分析 13. 研究発表 14. アジア諸国間交流との比較 15.小括
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他コース学生が履修する際の注意事項 |
特になし |
講義に関する問い合わせ先 |
日本歴史研究コース:soken@ml.rekihaku.ac.jp |
関連URL |
http://e-zaigai.jp/ |