授業の概要 |
近現代社会を社会史的な視点から行うための方法について検討する(講義)。 |
到達目標 |
近現代社会(主に20世紀を中心に)を対象に、その時代像について社会史的方法をベースに考えていくことができるよう、基本的に目配りすべき論点・領域についての知見を獲得する。また、その際に留意すべき隣接諸学の研究動向や、近現代史資料の取り扱いについても、自らの研究との関わりを持たせながら学び、研究の総合化を図ることが出来る能力を身につける。 |
成績評価方法 |
社会史において重要となる諸領域に対する理解に33%、隣接諸学に対するアプローチに33%、資料の取り扱いに34%を配点の上、評価する。 |
実施場所 |
国立歴史民俗博物館内 |
使用言語 |
日本語 |
教科書・参考図書 |
特になし |
授業計画 |
1. 社会史という方法 2. 地域史の考え方 3. 民衆史の視点 4. 「銃後」という社会史 5. 戦後改革期の社会史 6. 地域女性史研究の成果 7. 地域ジェンダー史の試み 8. 1950年代論 9. サークル運動の世界―社会史として 10. サークル運動の問いかけ 11. 歴史教育論と博物館 12. 近現代史資料の性格と課題 13. 映像・図像史料の特徴 14. 現代史料論―被災史料レスキューから 15. まとめ……社会史の方法論を考える。
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他コース学生が履修する際の注意事項 |
特になし |
講義に関する問い合わせ先 |
日本歴史研究コース:soken@ml.rekihaku.ac.jp |